2013年から2014年にかけて月5万円で1億円という大々的にテレビCMを放送し一時的話題になった後、営業停止処分を受けたアブラハム。
営業停止処分明けにアブラハム・ウェルスマネジメントという会社を立ち上げてまたもや富裕層を対象とした金融商品仲介業を開始しています。
金融商品仲介業なので、独自の金融商品を販売したり紹介する訳ではなく、どこかの金融商品を紹介して、そこからの手数料を受け取るビジネスになります。
今年6月まではPWM日本証券がアブラハム・ウェルスマネジメントの所属金融商品取引業者として金融庁のページに掲載されていたのでPWM日本証券が取り扱う金融商品を媒介していたのだと考えられます。
それが、8月下旬に公開された7月31日時点でのリストではニュース証券に変わっていました。
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/chuukai.pdf
ニュース証券について
ニュース証券は日本で初めてベトナム株式市場の個別株取引を開始した証券会社で、当時ベトナム株への個別株投資に興味を持っていた自分はすぐに口座を開設したのを覚えています。
今はベトナム現地にある日系資本のジャパン証券で取引をしているので、為替手数料や取引手数料が高いニュース証券で取引する必要がないので口座は休眠状態です。
ニュース証券はベトナム株以外にもブラジルの個別株取引も日本で初めて取り扱うなど新興国への投資サービスに力を入れてきました。
アブラハムとニュース証券が手を組んだ理由
ただ、新興国への投資サービスを拡充される以前から富裕層を対象としたサービスを強みとしていたので、今回アブラハムと組んだのはその辺のシナジーをニュース証券側が狙ったものだと考えられます。
また、新興国の投資サービスは以前はオンラインでの注文が可能でしたが、今は電話取引のみになるなどサービスが劣化している状況で、それほど新興国の投資に対する個人のニーズがないのもあるでしょう。
そのため富裕層からニュース証券が販売している金融商品を買ってもらう事も今回アブラハムを手を組んだ理由の1つだと考えています。