モンゴルの米ドル預金金利18%という銀行について調べて分かった怪しい点

モンゴルに米ドルの預金で金利が18%も付くという銀行があるということで、さっそく口座開設に関する資料を取り寄せてみました。

関連記事:米ドル預金で金利が20%も付くアゼルバイジャン国際銀行へ行ったのに口座開設しなかった理由

モンゴル ゴロムト銀行口座開設資料

18%もの金利が付くと宣言しているのはモンゴルのゴロムト銀行という銀行。

そのゴロムト銀行には日本人向けのカスタマーサポートを謳っているウェブサイトがあります。

ゴロムト銀行 日本カスタマーサポート(http://www.golomtbank-jp.com/)

2016.2.1追記)http://www.golomtbank-jp.com/にアクセスできなくなりました。やはり詐欺だった模様です。

モンゴル ゴロムト銀行日本人サポート

今回、こちらのページより口座開設の資料を取り寄せて、米ドル定期預金についてスペックを確認しましたので、この後紹介していきます。

モンゴル ゴロムト銀行の米ドル定期預金の概要

モンゴル米ドル定期預金金利概要

資料で確認したゴロムト銀行の米ドル定期預金の内容について纏めました。

商品概要

米ドル建ての定期預金。

円貨での預入と払い戻しが原則。

預入と払い戻しの際に、所定の為替手数料がかかる。

預金保険 預金保険機構対象
預金可能者 法人、個人
預金期間 1年~5年
預入方法 随時
最低預金額 50万円以上
預金単位 10万円単位
預金通貨 米ドル
利払方法 月払い、年払い、満期一括払い
適用利率 当初契約の金利が適用
入金方法 銀行送金(国内・海外)
入金の口座反映期間 通常2~5営業日
為替手数料

片道 1円(往復 2円)

※1ヶ月未満で解約時は1ドルあたり2円の為替手数料が徴収される。

サポート 電話、メール
その他 別途本人確認証明書類が必要

内容としては、ありきたりな内容ですが、預入や払い戻しが原則円貨というのが怪しいです。

ゴロムト銀行の口座開設書類

 取り寄せた資料一式の中にはゴロムト銀行の預金口座開設申込書が入っていました。

モンゴル ゴロムト銀行口座開設ゴロムト銀行本家のサイトから口座開設するにはパスポート番号や勤務先に関する情報なども必要とされます。

これだけの情報で良いの?と思わずにはいられません。

ゴロムト銀行本家とは金利が異なるのが気になる

ゴロムト銀行本家のウェブサイトで預金金利を確認したところ、上で紹介した金利とは異なることが分かりました。

モンゴル ゴロムト銀行本家の預金金利

ゴロムト銀行 預金金利(本家)

本家サイト上で米ドルの預金金利は7%台後半となっています。

また、最低預金額も10米ドル(約1200円)となっていて、最低預金額50万円という情報と大きな乖離があります。

預金金利が15%超えるのはモンゴルの通貨であるトゥグルグで預金した場合で、これは他のモンゴルの銀行と同様のレベルです。

7%台後半という米ドル預金はカンボジアの銀行と並んで非常に高いですが、日本サイドの資料とは大きく異なることになるわけで、このことから日本のゴロムト銀行に関するウェブサイトに関しては疑った方が良さそうです。

日本カスタマーサポートのウェブサイト所有者を確認

ゴロムト銀行日本カスタマーサポートページのドメイン「golomtbank-jp.com」について所有者を確認しました。

ドメイン所有者はプライバシ保護されていて分かりませんでした。

しかしドメインの有効期限が今年の12月3日までになっていることから、短期でサイトが閉じられる可能性があります。

個人のサイトなどであればドメインを1年毎に更新していく場合も少ないないですが、法人と思われるサイトで1年しかドメインを購入していないのは長期でサービスを展開する気がないと判断できます。

金融庁による海外の銀行預金口座開設代行業に関する注意喚起

因みに、今月初めに日本の金融庁から海外の銀行預金口座の代行業について以下の内容で注意喚起がなされています。

平成27年6月17日
金融庁

最近、日本に拠点のない外国の銀行への預金口座の開設をお手伝いするとして、手数料を振り込ませたり、預金口座開設資金を外国に送金させる事例が見受けられます。

銀行でない業者が日本に拠点のない外国の銀行の預金口座開設の勧誘・取次ぎを行うことは禁止されています。

最近、外国に実在する銀行名が記載されたパンフレット等を用い高金利預金の口座開設を勧誘する事例が見られますが、手数料や預金口座開設資金を詐取する詐欺である可能性が極めて高いと考えられますので、くれぐれもご注意ください。

これを見ると、まさに今回のような事が該当すると思ってしまいますね。

海外の証券口座や銀行口座を日本から開く場合には注意しましょう。

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