久々に中国株専業のオンライン証券会社「ユナイテッドワールド証券」のホームページにアクセスしたところ社名を「エイト証券」という名に変更してビックリ! 更にHPの会社情報を見ると役員も変わっており、株主構成も変わっていてユナイテッドワールド証券創業者の林和人氏の名が無くなっています。
8SL HOLDING LIMITEDが買収
ユナイテッドワールド証券を買収したのは、8SL HOLDING LIMITEDという会社です。
全株式の97%を保有しています。
この8SL HOLDING LIMITEDは、どうやら香港の会社でネット上の情報によるとE*TRADEの国際部門で金融サービスを提供していたチームが独立して香港に設立した会社のようです。
傘下には証券会社「8securities」があります。
私は知らなかったのですが、一昨年末には既にユナイテッドワールド証券は8SL HOLDING LIMITED傘下になっています。
ユナイテッドワールド証券を創業した林和人氏はOne Tap BUYを創業
ユナイテッドワールド証券を創業した林和人氏は、現在スマホで米国株や日本株を取引できるOne Tap BUYを創業し、サービスの提供を行っています。
ユナイテッドワールド証券に続いて、金融サービスで勝負をしていくようです。
更に野村アセットが買収もエイト証券は事実上の廃業で終了
8SL HOLDING LIMITEDという会社に買収された旧ユナイテッドワールド証券のエイト証券ですが、その後の行政処分などの影響もあってか、2018年には日本の野村アセットに買収されています。
この当時、エイト証券はウェルスナビやTHEOに代表されるロボアドバイザー分野でクロエという名称でサービスやアプリをリリースしていました。
しかし、その後クロエのサービスは終了。
エイト証券として個人向けのサービスはすべて終了しており、エイト証券のサイトを見ても何もサービス情報は見当たらず、ただ、会社情報があるのみ・・
個人向けのサービス提供は終了し、廃業状態となっています。
中国株ブームの時にお世話になった旧ユナイテッドワールド証券がこうやって無残な姿になっているのは、なんか悲しい気持ちです。