平成24年3月末現在で約2000社が有し、218万人ものサラリーマンが加入している従業員持株会。
従業員持株会とNISA
持株会は自身の給与から拠出したお金と会社からの奨励金を足して勤務先の株式を毎月コツコツと購入していく制度で、会社から拠出金額の5%前後の奨励金が出ることから資産運用の一貫として利用している人が多いと思います。
出典:野村證券
資産運用・管理上、勤務先の株を多く購入するのはどうなのか?という議論はありますが、今回それは置いといて来年1月から始まる最近CMが多いNISA(少額投資非課税制度)の対象になるのかどうか気になったので証券会社の人に聞いてみました。
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持株会で購入した株はNISAの対象外
結論はというと、持株会で購入した株はNISAの対象外です。
NISAは個人で株などの有価証券を購入するケースを対象としている優遇制度なので持株会のように組織で一括して株を購入するケースは対象外ということです。
そのため、2014年からは持株会で買った株から得られた売買益や配当に対しては現状の2倍である約20%の税金がかかります。
※2013年までは約10%(復興税の税額を書くのが面倒くさいので省略してます・・)
昨年末から日本株は大きく上昇していますから、持株会で購入している株が大きく含み益を出している羨ましい人達は、今年中に売却した方が税金は安くすみます。
持株会の資産がどうなっているかは見ない人が多いようなので、これを機に一度チェックしてみてはどうでしょうか。
因みに、お話を聞いた証券会社の方によると金融庁には持株会で買い付ける株式もNISAの対象にするように要望しているということです。