サッカーW杯開催国南アフリカの株式市場について解説

2010年はカナダバンクーバーオリンピックを皮切りに、南アフリカ サッカーワールドカップ(W杯)、中国上海万博と一年に世界的に見ても大規模イベントが3つもあります。

これら世界的なイベントのホスト国でカナダは既に先進国の一員ですが、南アフリカと中国はまだまだ一人当たりのGDPが小さい新興国市場と言えます。

南アフリカでは世界的なスポーツイベントを過去に開催

今回はこのうち南アフリカに注目して書いていきたいと思います。

南アフリカはアフリカ大陸の南端に位置していることもあって、我々日本人にとってはアフリカ大陸で認知度がある国で、これまでの世界的なスポーツイベントなどを開催してきました。

世界3大スポーツ※と言われるオリンピック、サッカーワールドカップ、自動車レースのF1の中で今年開催予定のワールドカップを含めると2つを開催することになります。

自動車レースのF1はモータースポーツという分野の影響からか、非常に多くのお金が発生します。

オリンピック、ワールドカップが4年に一度に対してF1は毎年世界各地を転戦するわけで、その経済効果が莫大なためです。

近代のF1は中国、バーレーン、トルコ、UAE(アブダビ)、マレーシアなど新興国での開催が多くなってきました。

南アフリカでは現在開催されていませんでしたが、1993年まで開催され,2011年以降に復帰するためのロビー活動が現在行われています。

南アフリカへの投資

日本からは南アフリカの高金利通貨ランドへの投資が多い

このように世界的なスポーツイベントを開催してきた南アフリカですが、投資という観点でいうと南アフリカの通貨ランドへの投資が日本で一時期活発に行われていました。

これは南アフリカの政策金利が過去には10%以上(現在7%)と高かったためで、その高金利を日本の金融機関が大きく
宣伝したことが影響しているものと思われます。皆さんも一時期証券会社・金融機関のHPやチラシで目にしたことがあるのではないでしょうか。

南アフリカへの株式投資

また、南アフリカは金、プラチナ、マンガンなど資源が豊富な資源国としても知られ、将来の資源高を見込んで南アフリカの企業へ投資する方もいます。

南アフリカの企業のいくつかはアメリカの株式市場にADR(預託証券)形式で上場していているため、我々日本人投資家も日本の証券会社を介して容易に売買することができ、個人投資家の中でもリスクを取る方々はこれらADR銘柄へ投資しています。

日本の証券会社で売買できる主な南アフリカ企業の株:

  • DRDゴールド
  • ゴールドフィールズ
  • ハーモニー・ゴールド・マイニング

など金に関連した企業が多いようです。

さらに、ADRで投資できる企業はアメリカ市場の審査を通過している訳で、それなりの管理ができていると考えることもできます。

ADR以外で南アフリカの企業へ投資する方法としては現地の証券会社に直接口座を開設するという手段とCFD(差金決済)を用いる手段があります。

現地の証券会社へ口座を開いて取引するのは多くの人にとってハードルが高いので、ここでの紹介は割愛しますが、CFDでは簡単に売買が可能です。

現在日本でCFDを提供している業者の中で南アフリカの個別株を多く扱っているのは日本のCFD業者の中で取扱銘柄数が一番多いIG証券。

IG証券では142にも及ぶ南アフリカ個別株を扱っており、これは南アフリカのヨハネスブルク証券取引所に上場する銘柄の3分の1以上にあたります。

CFDは証拠金取引であるため、レバレッジを効かすこともできますし、空売りをすることも可能です。

たとえば、6月に開催されるワールドカップ前後などイベント前後で株価が大きく動くと考えるのであればCFDは投資チャンスを広げくれる強い武器になると思います。

最後に南アフリカの株式市場と経済についての簡単なデータを紹介しておきます。

南アフリカ株式市場について

南アフリカの代表的な証券取引所としてはヨハネスブルク証券取引所があります。

  • 時価総額:約73兆円(2009年12月)
  • 上場銘柄数:396(2009年12月)

南アフリカ株の時価総額

南アフリカ経済について

GDP成長率は2007年から2008年にかけてマイナス成長となり、2009年も横ばいの予想です。

2010年~2014年にかけてIMF(国際通貨基金)の予想レポートによれば毎年4~6%程度の成長を予想しています。

南アフリカのGDP

南アフリカは治安面で大きな課題がある中でも高い成長率をこれまで実現してきました。

今年のサッカーW杯をきっかけに治安の改善が進み、さらなる成長を期待し、日本人が観光にいきたいと思える国になって欲しいものです。

※世界3大スポーツの定義は色々な説があります。
※各種統計データはIMF、WFEのデータを1USドル=92円として計算

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