ジム・ロジャーズ、米国債はショート。5〜10年以内に日本は非常に深刻な事態に陥る。

前回(ジム・ロジャーズ、新興国株は売った)に引き続き、2011年3月9日に日経CNBCで放送されたジム・ロジャーズのインタビューから

国債に対する見通し/投資戦略。そして気になる日本についての見解は?

豊島逸夫:債券はどうですか?

ジム・ロジャーズ:債券については楽観視していない。1981年から債券はすっと強気相場だった。でもそれが終わりに近づいていると思っている。私は米国債を ショートしようと思っている。2週間前にはエジプトの件もあって米国債を買い戻したが、今はまたショートする機会を伺っている。米国債こそ最大のバブルの 1つだ。

豊島:米国債の次は?

ジム:全てのペーパーマネーの信用は失墜している、国債もね。いずれ私たちは全資産を実物資産に置き換える日がくるかもしれない。金や銀、コメ、砂糖、天然ガスにね、ペーパーマネーの信頼が本当にゆらいでいる。だから金を売ってはだめなんだ。

豊島:3〜5年後には日本の累積赤字と個人金融資産(現在は約1400兆円といわれ、年々減っている)が逆転するでしょう。そのとき、ドルやユーロと円の関係はどうなると思いますか?

私は円を保有しているし、しばらくは保有し続けるつもりです。また日本の株ももっていますし、買い増しもしています。しかし、5〜10年以内に日本は非常に深刻な事態に陥り、私は保有している日本関連の資産をすべて手放しているでしょう。

豊島:改めて、金を含めた貴金属のお話をしましょう。プラチナ、パラジウム、銀の動向は?

ジム:この方面は得意じゃないが、この先数年全ての貴金属は上昇するでしょう。それは疑いようがない。私は全ての貴金属を保有しているが今は売るつもりはない。もし価格が下がったら、その時は買い増そうと思っている。金は1000$まで下がったら買いますよ。

豊島:中央銀行が金を購入し続ける限り強気相場だろうね

ジム:それに中国人だ。中国人は何十年も金を購入できなかった。今やっと購入できるようになり政府も購入を奨励している。13億人もの人がいて、金 や銀、その他貴金属を買っている。だから私は金を保有し続けるし、売るつもりはない。どんな貴金属も明るい未来がまっている。だからタイミングさえあれば 買い足したいと思っている。

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