FPの小屋洋一さんと会って

モーニングスター朝倉社長の出版記念パーティに参加した際にお会いしたFPの小屋洋一さんが「親のスネをかじりなさい」という本を出版されました。

小屋さんとはその出版記念パーティで合うのが初めてなのですが、お互いのブログを見ていたこともあって、初対面なのに話が弾みました。

さて、小屋さんが出版された本ですが、タイトルの「親のスネをかじりなさい」という部分に抵抗を感じる人もいるかもしれません。

しかし、中身はFPの立場から今まで多くの相談者から投げかけられた相談や、ライフプランを作成する中で出てきた問題など、そのコンサルティング経験から書かれています。

スネをかじりなさいと言っているのも、実は自分たちの生計だけでなく、親の生計も一緒に考える必要があるということを指しています。

よくビジネスの現場では個別最適ではなく全体最適をせよといいます。

特に大企業でこのような事は言われるのですが、個々の部門で都合よく動いてしまうと、業務が重複したり、情報共有ができず、会社としてより成果が出せるものも出せなかったりして、結果どこかの部門の成績はよくなっても会社全体としての利益が出ていないというようなことがあります。

二世帯で生計(資産)を考えるのも似ているのではないかと思いました。

結婚や出産、住宅の購入時に親から資金援助をしてもらう人もいれば、親の老後を支えるために出費をする必要もあります。

1つの家計ではなく、親の家計も一緒にして考えることで、より柔軟な資産計画・資産形成ができるのではとこの本を読んで思ったところです。

親とお金のことを相談することは中々敷居が高いかもしれません。

しかし、いざライフイベント(結婚や親の死など幸せな出来事から不幸な出来事まで)が発生したときにお金で困るというのは辛いものです。

本書では一般的な日本人家庭の資産で多くを占める不動産の扱いについても書かれていて、親が持つ家を売却・現金化し、資産の柔軟性を高めることを提唱しています。

しかし、親の世代は若い世代以上に持ち家信仰が強いと言われ、売却する人は殆どいないのではないでしょう。そんな方向けに本書ではリバースモーゲージなど保有する家を活用した資金の確保方法なども提言しています。

多くの日本人が義務教育ではない高校・大学の学費を親のスネをかじって生きてきているので、30代で今更スネをかじることに抵抗を感じる必要もないとは思いますが世間体が気になる人も多いと思います。

スネをかじるのではなく、親の資産と自分の資産とを一括管理する。

それによってキャッシュフローやバランスシートが強靭になり、柔軟なライフプランが立てやすくなるのではないでしょうか。

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