マネックスのトレードステーションとBOOM証券買収の恩恵は日本人投資家には無い?

マネックス証券グループは昨年香港のBOOM証券、今年6月にアメリカのトレードステーション(以下、TS)を買収しました。

関連記事:マネックスがアメリカのネット証券(トレードステーション)を買収へ

マネックスの松本大CEOはこれら2社の買収目的について、日経ビジネスのインタビューに対して次のように答えている。

BOOM証券とトレードステーションの買収目的

TSの買収目的

「TSはアメリカの投資雑誌バロンズで1位の評価を得ている証券会社でITシステム面で強い。今後金融のグローバル化が進めばシステム面の国際化が課題になるだろうと先手を打った。TSのもつIT技術力でマネックス証券のシステム内製化などを進めて固定費の2割減を目指す。」

「TSの技術力を応用した短期売買投資家向けの売買ツールの開発も視野に入れている。短期売買サービスに本腰を入れることで楽天証券やSBI証券といった競合から顧客をとりにいく」

BOOM証券の買収目的

「BOOM証券を核に中国本土を視野に入れた海外証券ビジネスを拡大する。中国本土から溢れてくる投資マネーの受け皿としてBOOM証券を活用する」

「将来的には収益の約3分の1を中国関連のビジネスで得られるのを目標としている」

日本の投資家にとって短期売買環境に関しては何かしらのメリットを授受できるかもしれませんが、それ以外ではあまりなさそう・・

経営者として会社の利益を出して社員の給料、出資者(株主)に対して配当という形で還元するためにコストの削減に取り組むのは当たり前ですし、金融のグローバル化が進んだ今日では海外の証券ビジネスを拡大する必要もあるでしょう。

ただ、個人的にはアメリカ、中国(香港)のオンライン証券を買収した訳ですから、これらの証券会社が行なっているサービスを日本の投資家に仲介・提供されることも期待していました。

例えば、アメリカ市場の株式売買手数料を日本株並にして米国株式市場に上場する莫大にETFやETNに容易にアクセスできるとか、アジア各国の証券市場にアクセスできることを期待していました。

自分自身はアメリカのインタラクティブ・ブローカーズを利用しているので、既にアメリカ市場のETFを1ドルという売買手数料で買うことができますが、マネックスが1ドルとは言わないまでも数ドルで取引できるようになれば、日本人投資家へのメリットは大きく、マネックスを支持するお客さんも増えたのではないかなと思ったりしてます。

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