新興国株ETFは新たな局面へ、アフリカなどフロンティア株式市場への投資も可能に

モーニングスターの記事(多様化進む新興国ETF、「アフリカ」「小型株」など米国で相次ぎ上場申請)によるとアメリカのETF設定・運用会社グローバルXファンズ(global x funds)は7月7日、「FTSE・フロンティア・マーケット・インデックス」への連動を目指すETF「グローバルX・FTSE・フロンティア・マーケット・ETF」を上場するための承認申請をSEC(米証券取引委員会)に行ったという。

これまで新興国のETFに関しては主にMSCIエマージング指数に連動するETFをはじめ、中国やインド、ブラジル、ロシアなどいわゆるBRICsや東南アジアを対象としたETFが多かった。

BRICsはすでに国レベルでの経済規模でいえば世界の中でも大きい割合を占めるようになってきましたし、すでに先進国レベルの経済規模を持つ韓国や台湾などが新興国扱いを受けているなどを実際の経済レベルとの乖離もあります。

FTSEやMSCIをはじめこれまでもフロンティア市場の株価指数は計算されていましたが、これに連動する形のETFというのはほとんど無く、私が知っている限りではアメリカのNYSE Arcaに上場しているGuggenheim Frontier Markets ETF(FRN)が唯一フロンティア市場の国々の株式にまとめて投資するETFでした。

このGuggenheim Frontier Markets ETFはニューヨークメロン銀行が出しているNew Frontier DR Indexに連動するようにされていて、主にチリ、コロンビア、カザフスタン、レバノンなど普段は聞かないような国々が投資対象となっています。(イタリアが16%も占めているのはイタリアの証券市場にフロンティア国家の企業がDRを使って上場しているからなのか、理由が気になるところ)

出典:XTF

FTSEのフロンティア市場インデックスは、カタール(約20%)、ナイジェリア(約20%)、ヨルダン(約13%)、キプロス(約8%)、オマーン(約6%)、ベトナム、スロベニア、クロアチア(それぞれ約4%)というような投資比率になっていて中東・アフリカ地域が多くを占める指数となっています。

フロンティア市場に位置付けられる国としては南アジアや中央アジアの国々、中東、アフリカの国々が大半ですが、中東のU.A.Eやカタールなど一人当たりGDPが世界のトップ5に入る国々もフロンティア市場にはあります。(日本の一人当たりGDPは世界の中で15位以下)

世界の株式時価総額に占める割合はほんの数%レベルのフロンティア証券市場ですが、逆に言えば今後の向上余地も大きい地域といえます。

実際に投資するかどうかは別としてこれまで投資したくてもできなかった地域へ簡単にアクセスできる商品が登場するのは歓迎できます。

実際に日本の証券会社などで購入できる日はいつになりますでしょうか。

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