ブラジル人気にあやかってソニー銀行が邦銀初のブラジルレアル預金開始。でも中身を見ると・・

ソニー銀行が日本の銀行として初めて個人向けにブラジルの通貨レアル建て外貨預金の取り扱いを、2011年5月16日から開始した。

表面的な高金利からブラジル債券や通貨などブラジル関連の投資信託が個人に人気だが、銀行もその恩恵を預かろうという事かもしれない。

ソニー銀行、ブラジルレアル預金の金利

ソニー銀行のブラジルレアル預金の金利は、普通預金で年0.5%。定期預金は3か月もの定期預金で年率5%程度を予定。

普通預金は1レアル以上から可能ですが、定期預金する場合はレアル建て普通預金の口座開設が必要で最低預入金額は2000レアル以上1センターボ(センターボはレアルの100分の1単位)となっているので、大体日本円で10万円からとなっている。(2011年5月20日時点の為替)

為替手数料を加味すると数ヶ月では損

円とレアルの為替手数料は片道1円(往復2円)。

これらを元に仮に100万円定期預金(3ヶ月物)したとすると、

19608レアル(1レアル=51円でレアルに両替)で預金することになり、3ヶ月分の金利242レアル(年率5%として計算)がプラスされて19850レアルになります。

これを為替レートが変わっていないという条件で円に戻すと(1レアル=49円でレアルから円に両替)、なんと97万2650円に!

銀行に預けただけで、3ヶ月後には2万7350円もマイナスにしてくれます。

銀行の表現に騙されるな

為替手数料を片道1円と表現されると、普段あまり金融・投資情報に振れない人は手数料が高いことに気付かない、この辺が外貨預金商売のマジックです。

外貨預金を提供する銀行は低リスク(預金保護などがない)で為替手数料や金利を稼げるんですから良い商売なのではないでしょうか。(余程短期で金利が数%も動けば別でしょうが)

ブラジルレアルと円の為替レート変化(2004年5月から2011年5月までの7年間)

[ソース:loobiz]

因にブラジル大手銀行イタウ・ウニバンコの東京支店ではソニー銀行よりも先にレアル預金を開始していますが、こちらの為替手数料は片道1.5円(往復3円)となぜかソニー銀行よりさらに高い状態。

外貨預金で利益を出すには為替レートが金利以上に円安に振れないといけないですし、仮に利益が出たとしても総合課税されるので、殆ど良い事がありません。

投資雑誌などで銀行の外貨預金するくらいなら外貨預金に比べて低コストのFXのレバレッジなしでやる方が良い言われるのはこのためなんです。

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