日本への留学生によって起業されたモンゴルの大手インターネットプロバイダー「YOKOZUNA-NET」

モンゴルの大手インターネットプロバイダーで首都ウランバートルではNo1の加入者を誇る「YOKOZUNA-NET」について今回は紹介していきます。

東大に留学していた人物によって起業したYOKOZUNA-NET

YOKOZUNA-NETは日本の東京大学工学部に留学していたジャザグ・ハグワスレン氏によって2005年8月に設立された若い会社。

ジャザグ・ハグワスレン氏の経歴:

  • 2000年 東京大学工学部卒業
  • 2002年 東京大学大学院工学研究科修士課程修了、野村総研に入社

現在従業員約70名で加入者は約9000人、2009年度の売上は7000万円となっています。

設立後1年ほどは資金集めに苦労していましたが、日本のエンジェルが約2000万円を出資することで活動が開始されています。

尚、この日本のエンジェルがモンゴルでNo1のインターネットプロバイダーになって欲しいという願いからYokozuna(横綱)という会社名が決められた背景があります。

本格的な活動開始後、資金調達をしながら徐々にサービスエリアを拡大させていて、現在では出資金1億円以上、サービスエリアも5万世帯以上のエリアをカバーするまでになっています。

加入者に関しては2008年1月時点で1000名だったのが、08年6月に4000名、08年12月に6000名、09年12月に9000名という感じで増加しています。

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YOKOZUNA-NETの強み

YOKOZUNA-NETの強みとしては、自前のネットワークインフラを持っていて既に首都ウランバートルでトップシェアを誇っていること(全国では第3位のシェア)です。

モンゴルのインターネット事情ですが、パソコン自体の普及率もまだまだ低く、インターネットの普及率もマンションなどでは40%近くありますが、移動式の住居であるゲルを用いた地域では数%です。

またインターネット上のコンテンツの殆どはYahoo,Google,youtubeなど海外のコンテンツで海外への接続が多いそうです。

インターネットの接続料金は2004年からの5年間で約10分の1に下がっています。

加入者1人を獲得するためのコストは約2000円で、各家庭を直接訪問する営業方法をとっています。

料金体系は月々の基本料金が500円で、使った日×80円が追加されていき、最大で1500円という料金体系になっています。

ここでモンゴルのインターネットプロバイダー業界を整理しておくと

2009年6月時点でシェア第1位がMobicom、第2位がMongolia Telecom、第3位がYOKOZUNA-NETとなっています。

Mobicomの加入者は約1万2000人、Mongolia Telecomの加入者が約1万人。

首都ウランバートルでのシェアはMobicomが第5位、Mongolia Telecomが第4位となっています。

このことからもYOKOZUNA-NETの課題は全国規模での加入者獲得ということになるのではないでしょうか。

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