ベトナム株・スリランカ株・中国株を中心にBRICs/VISTAをはじめとした新興国への投資体験に伴う投資環境についてレポートしてます。
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スリランカ証券取引委員会(SEC)の会長に会ってきました。

昨日は東京で開催された

スリランカ金融事情セミナー「スリランカIPOの実情、証券取引委員会(SEC)に聞く」

へ参加してきました。

このセミナーはスリランカで100%日本資本出資による証券会社T&T Brothers Securitiesが主催していたもので、代表取締役の五十嵐さんにメールして参加させてもらいました。

セミナーにはスリランカ証券取引委員会の会長であるUdayasri Kariyawasam氏をはじめSECから3名、スリランカのローカル銀行であるPAN ASIA BANK(パン・アジア銀行)からプライベートバンク部門のトップであるRyan Perera(ラヤン・ペレーラ)氏、そして前述のT&T Brothers Securitiesから代表の五十嵐氏と取締役の小野氏が出席されました。

↓はセミナー後に直接お話しした際に頂いた名刺です。

スリランカ証券取引委員会の名刺とパン・アジア銀行の名刺

セミナーの参加者は約20名程で個人投資家からスリランカ関係の事業を営む人、メディア関係の方がいらっしゃいました。

さてセミナーの内容ですが、スリランカ証券取引委員会の会長であるUdayasri Kariyawasam氏からスリランカという国についての基本的な説明と経済状況、そして株式市場について説明があり、PAN ASIA BANK(パン・アジア銀行)のプライベートバンク部門トップであるRyan Perera(ラヤン・ペレーラ)氏から銀行預金の金利状況についてお話があったので、私なりに以下に纏めてみました。

  1. スリランカの証券市場は1つの証券取引所体制でコロンボにある。
  2. 国民の文字認識率は92%と高い。
  3. 内戦中でもGDP成長率は5~6%を達成、内戦終了により今年から7~9%成長が見込める。
  4. 何らかの形で内戦の被害になっていた地域は国土の1/3~2/3。
  5. 政府出資による港や道路などインフラの整備を実施中。
  6. 証券ブローカとして21社がSECから認可されている。
  7. コロンボ証券取引所では今後デリバティブやコモディティも扱う予定。
  8. 銀行以外は100%海外投資家が株を購入可能
  9. 現地及び海外投資家ともにキャピタルゲイン課税は無し。
  10. 海外投資家による国債の購入は10%に制限されている。
  11. 社債の購入について現状規制により購入不可。しかし、今後規制を緩和する予定。
  12. コロンボ証券取引所には20セクター、231銘柄が上場。
  13. スリランカの株価指数とベトナムの株価指数は2009年非常に似た動きとなっている。
  14. 日本の文化との共通点はスリランカ国民の大半が仏教徒であるということと2000年以上の歴史があるということ。
  15. 5年物の銀行定期預金金利は現状14%。(3か月前は18%だったので急激に下がってきている)
  16. 政府関係者はそもそも税金を払う必要が無い!
  17. スリランカ国内での税金申告率は約30%で、この30%の大半は法人であるため個人で申告している人は非常に少ないのが現状。
  18. 決算の監査はメインボードの銘柄が年4回、セカンドボードの銘柄が年2回。
  19. 上場維持費用は約500万ルビー(約400万円)と非常に安い。
  20. 世界で一番会計士を輩出している国。
  21. スリランカ株式市場のPERは約14.5倍、PBRは1.5倍
  22. スリランカの不動産投資について、土地は外国人でも購入可能。但し購入代金の100%が税金として取られる!
  23. スリランカ株式市場の出来高は半年前が6000万ルビーだったのが、現在20億ルビーと僅か半年で40倍に。
  24. 海外投資家から注目される理由としては、一切制限が無く、税金もフリーでITインフラが整っていて投資がしやすい上に内戦が終了したことが非常に大きい。
  25. 1000万ルビーあればファンドを設立出来る。
  26. 2500万ルビーあればミューチュアルファンドが設立出来る。
  27. スリランカは中国でいう香港のような存在でインドから僅か20~30kmしか離れていないため地理的メリットがある。
  28. インドの港は東側が浅瀬で、南西部がモンスーンの時期は大型船を留めることができないためスリランカがインド貿易の玄関となっている。またインドとスリランカ間の関税はゼロ。
  29. 株式投資用の銀行口座であるSIERA口座は複数開くことができる。

とまぁ約2時間のセミナーでこれまで知らなかったスリランカの知識をインプットできたので久々に非常に内容の濃いセミナーであった。上記に箇条書きした情報はスピーカーによるお話が全て英語であったため、一部間違いがあるかもしれませんのでその辺はご了承頂きたい。

とにかくスリランカ株式市場の出来高の増え方には驚くばかりで、海外からどんどん資金が入ってきている状況です。

預金金利も現在は非常に高い状態で為替リスクをある程度考慮しても非常に魅力的な状態ですので海外の投資家が注目するのも納得です。

既にスリランカ株は今年かなり上昇していて、以前の高値も突破してきている状況なので、これから投資する際には注意も必要だと思いますが、中々投資先として面白そうな国であることが今回のセミナーで再認識しました。

因みに今回のセミナーで実際にスリランカへ投資されてる方は私一人だけだったのはちょっと意外でした。

銀行預金については日本人の方も結構されてるようです。

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コメント(2)

eba :

スリランカ情報とても参考になります!
実際投資となるとなかなか勇気がいりますが…
更新楽しみにしてます。

shimushimu Author Profile Page:

コメントありがとうございます。

たしかに実際に投資をするには勇気がいりますね。
私自身まだまだ少額投資です。

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