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「越境せよ 日本で絶望するより国境のない世界で稼げ」を読んで

越境せよ! 日本で絶望するより国境のない世界で稼げ

越境せよ! 日本で絶望するより国境のない世界で稼げ [書籍]

著者石田 和靖

出版社講談社

出版日2013/02/21

商品カテゴリー単行本(ソフトカバー)

ページ数234

ISBN4062181975

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発売から1ヶ月たってしまったが、海外視察でお世話になっている石田和靖氏の新著『越境せよ! 日本で絶望するより国境のない世界で稼げ』を週末読み終えた。

 

著者の石田さんはWorldInvestorsTVというインタネットメディアを立ちあげて、海外投資をメインとした投資・ビジネスに関するコンテンツを提供しつつ、ここ3年くらいは東京 六本木駅近くにワールドインベスターズ・トラベル・カフェで金融機関とコラボしたイベントや週1で生放送を行なっている。

 

本の内容はこれまで著者の海外視察内容が凝縮されている内容で、アゼルバイジャン、イラク、サウジアラビア、スリランカ、インド、ドバイ・アブダビ、アイスランドなどなど日本人には殆ど馴染みがなく、日本のメディアでは殆ど報じられることがない(もしくはイラクのように偏った報道しかされない)国へ実際に行ったことで得られたことが書かれている。

現地で体験した生々しく体験談は、読んだだけでその国に行ってみたいと思わせる内容である。

 

本書の中で個人的にキーワードだと思うのは以下の5つ

  1. 『考えずに行動しろ』
  2. 『会議はネガティブ・シンキングを生み出す』
  3. 『情報がないからこそチャンスがある』
  4. 『肩書きはいらない』
  5. 『夢はたくさんの人に話せ』

 

『考えずに行動しろ』『会議はネガティブ・シンキングを生み出す』:日本人は何か行動する前に事前調査を重んじる。会社も同様(特に大きな会社)で何か始めるには会議を重ねて調べるため時間をかけすぎる。考えれば考えるほどリスクを考えてしまい結局行動に移せない。そんな日本の状況に著者は改めて釘を指している。これは海外ビジネスをしている人共通の日本の問題点ではないだろうか。

 

『情報がないからこそチャンスがある』:言われてみれば当然なのだが、実際は他の人・他の会社がやってないことはやろうとしない日本という社会。実績重視のため新しいことが出来ずジリ貧状態になっている日本に危機感を感じてほしい。新興国にいくと何時も中国人と韓国人がいてビジネスをしている。インドで著者が体験した日本の包丁を売るための営業活動を情報がないところにチャンスがあることを紹介している。

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『肩書きはいらない』:これも海外ビジネスしている人からはよく聞く話。日本と海外の名刺の書かれ方を例にとって分かりやすく説明している。日本では人ではなく、どんな会社、どんな役職に付いているのかで人に会う・会わないなどの判断がされるため、平社員や小さな会社に勤めてる人が大手に相手にされないケースがあるが、海外ではその人が何をしようとしているのか、どんな人物なのかを重要視するため、名の知れない会社であっても自分にとって利益があると思えば合ってくれるという。

 

『夢はたくさんの人に話せ』:これは著者がよく言っているのを自分も経験しているが、起業したり、自分の好きなことを仕事にしてる人には夢を語る人が多いように感じる。逆に会社員や公務員として働いているリーマンからは聞いたことが殆ど無い。

中には社会人になっても夢を持ってる人はいると思うのですが、恥ずかしがってまわりに言う人は少ない。周りにいうことである種のプレッシャーとなってより夢の実現に邁進するだろうし、中には協力者が現れたりすることもあるので、是非実践していきたい。

 

本を読んでみて、石田さんが体験してきたことを少しは感じることが出来るが、写真が白黒であったり、そもそも写真の数が少ないので視覚的に感じることが出来ないのは残念。

カラー写真を豊富に取り入れていればより一層マイナー新興国の現状を伝えることになったのではないかと思う。

この当たりはWorldInvestorsTV石田氏の動画連動メルマガで紹介される現地の動画を読者向けに期間限定でも公開という手段があったらと思う。

 

最後に冒険投資家と呼ばれる著者の石田さんだが、個人的にはこの表現にとても違和感がある。

今や投資家ではなく日本企業とマイナー新興国企業とのマッチングや海外ビジネスを志す人と新興国のマッチングを積極的にやってる石田さんには新興国フロンティアビジネスプロデューサという表現の方があってる思うのだがどうだろう。

-ビボロク(備忘録)
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