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人民元預金ファンド登場。為替レート切り上げの利益を得られる?

2016/05/31

ユナイテッドワールド証券から日本で初めてとなる人民元預金ファンドが登場しました。

日本人投資家がまっさきに気になるファンドの手数料は、

申し込み手数料、払い戻し手数料がゼロ。年間事務手数料が資産の0.105%となっています。

人民元預金をする投資家の目的は人民元の為替レート切り上げによるキャピタルゲインと金利収入だと思います。

まず金利に関してはこの人民元預金ファンドが預金する可能性のある銀行(スタンダードチャータード銀行、Citi Bank、東亜銀行など)では0.45%前後(2010年10月時点)ということで正直あまり魅力的だとは言えないのではないでしょうか?

キャピタルゲインについては将来的に人民元が高くなるという意見が多いわけですが、それはどの通貨に対してもその通りなのかということが重要だと思います。

特に日本人投資家の場合は円に対してどうなるかが現実的には重要だと思うのです。

下図左は「人民元・米ドル為替チャート」、下図右が「人民元・日本円為替チャート」を表しています。

米ドルに対しては事実上の固定相場から通貨バスケットに移った2010年6月から人民元高になっているのに対し、円に対しては元々固定相場ではなかったので常に為替が動いており、尚かつ人民元安(円高)になっていることがわかります。

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即ち、日本円に戻した際にキャピタルゲインを得られないということになります。

CNYUSD-20101015CNYJPY-20101015

(出典:Yahoo Finance)

TVや投資雑誌などでは人民元が事実上の固定堰場から変わったことで人民元の上昇ということを話題にし、人民元預金の注目が高まりました。しかし、それはあくまで米ドルに対するレートの話であって日本円に対してではないのです。

【ファンドのコストについて再検証】

今回登場した人民元ファンド、最初に述べたように見た目の手数料は非常に小さい印象を受けます。

しかし、このファンドに投資する上では日本円を香港ドルにし、それを人民元として預金する形になります。

ということは円から香港ドルへの為替で証券会社が為替手数料を取るということになります。これこそがこのファンドにおける主の収益源でしょう。でなければ年間0.105%という手数料では100億円の資金が集まっても収入は1000万円程度にしかならず、人件費などの経費で利益はでないでしょう。

個人的には今のところこの人民元預金ファンドに対して投資する魅力は無いのではないかと思います。

人民元で大儲け!

人民元で大儲け! [書籍]

著者高橋 守

出版社あさ出版

出版日2004/01/21

商品カテゴリー単行本(ソフトカバー)

ページ数199

ISBN4860630459

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