昨日はニューアジアアセットマネージメントが販売している日本初のモンゴル事業リースファンドのセミナーに行ってきました。
このファンドは昨年イニシア・スター証券が販売しようとしていたモンゴルレアメタルファンドのような採掘権へ投資するのではなく、モンゴルで採掘権を持っていて金などの鉱物を採掘する企業に重機をリースし、そのリース料の収益から配当を投資家に還元することを目的としたファンドになります。
モンゴルの預金金利は約18%、銀行の貸出金利は約35%となっていてモンゴルで事業を行う企業にとっては中々モンゴルの金融機関から資金を調達するのが困難な状況となっています。
そこで、今回のモンゴル事業リースファンドの登場となります。
このファンドでは投資家から集めた資金を基に設備を購入。
購入した重機などの設備を採掘企業へ単年契約で貸し出し、そこから発生したリース料がファンドの収入となります。
また、購入した重機などの設備は2年経過時点で売却します。
モンゴルの場合、重機などの設備はあまり値段が落ちないため設備を売却することで元本の回収を行います。
このようなモンゴル事業リースファンドですが、年間の配当予想としては8%~12%前後(手数料や税金を引いた状態)となっています。
個人的には事業自体は面白い考えだと思いますが、投資したいとは思いません。
ファンド自体の透明性に疑問があるからです。
まぁ~これは他のファンドや投資信託にも言えることですが・・
[追記]その後、各種ニュース等でこのファンドは投資詐欺で関係者が逮捕されました。
このような詐欺に会いたくなければ匿名組合ファンドへの投資は基本的には止めておきましょう。