ジム・オニール、新興国の定義を見直す必要がある

ゴールドマンサックス・アセット・マネージメント会長のジム・オニール氏。

2001年にジム・オニール氏とゴールドマンサックスの調査チームが投資家向けレポートでBRICs(ブリックス)という造語を使って、経済成長著しい中国、ロシア、インド、ブラジルについて紹介してから10年。

そして、インドネシアやベトナム、バングラデシュ、イランなどを次世代の新興国を纏めてネクスト11という表現をしてからも5年以上が経過した。

ジム・オニール氏は日経ビジネスに寄稿した記事の中でBRICs,ネクスト11を合わせた15カ国が世界経済の成長のほとんどを生み出していると指摘。

特に中国は、GDPが2010年代半ばには単独でアメリカのGDPの2/3に達するだろうと見ている。

将来的にBRICsだけで世界の実質GDP成長率の半分を稼ぎだし、場合によっては7割を稼ぎ出すとも同氏は語っている。

2010年代で世界のGDP成長率に寄与する国トップ10には韓国、メキシコ、トルコが入り、トップ20にはイラン、ナイジェリア、ベトナム、フィリピンが入ると同氏。

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このような状況を踏まえてオニール氏は「新興国」という言葉の定義を見直す必要があるとしている。

新興国の中である程度の経済規模を持った国は「成長国」と表現した方が実情にあっているというのだ。

ジム・オニール氏が定義する「成長国」とは

  • 生産性の向上が期待でき、好ましい人口構成を持っていて、世界平均を上回る経済成長をしている。
  • 世界のGDPの1%以上を占める。

の条件に当てはまる国。

この定義からすると成長国に該当するのはBRICs4カ国とメキシコ、インドネシア、韓国、トルコの8カ国。

今後この成長国に入りそうな国々は、サウジアラビア、イラン、ナイジェリア、フィリピンなどで今後20年で成長国に入る可能性があると同氏はコメントしている。

一人当たりGDPは低いといえども、世界第二位のGDPを誇る中国を含めBRICs4カ国の経済規模は新興国という一括りで語るには大きすぎると感じている人は多いのではないでしょうか。

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