ネット証券から日本初となるスリランカ・バングラデシュ・モンゴル株式に投資する投資信託が登場

スリランカ株、バングラデシュ株に投資する日本で初めてとなる投資信託「ハーベスト アジア フロンティア株式ファンド」が昨日(2011年9月26日)から大手ネット証券(楽天証券、SBI証券)にて販売が開始されました。

この投資信託は中国第2位の資産運用グループであるハーベストグループとSBIの提携第一弾商品としてリリースされ、スリランカ、バングラデシュ、モンゴル、カザフスタン、ベトナム、中国西部の内モンゴル、チベット、新疆、雲南等の企業へ投資を行う予定で、更にシンガポールや香港等の証券取引所に上場する、流動性の高いフロンティア関連企業の株式等にも投資するファンドになります。

[投資するアジアのフロンティア国及び地域]

本ファンドの信託期間は無期限で、運用管理手数料は2.057%+諸費用、購入時の手数料は2.1%。ファンドオブファンズ方式で組成されます。

ハーベスト アジア フロンティア株式ファンドの投資先でベトナムは既にファンドやETF、個別株と日本の証券会社を利用して投資するチャンネルがあり、カザフスタンもキャピタル・パートナーズ証券が独自にファンド(カザフ・イーグル・ファンド)を組成して運用を行っています。

※カザフ・イーグル・ファンドの運用報告書(2011年8月の報告書)を見ると、モンゴル・ウズベキスタン・トルクメニスタンへも僅かに投資を行っているようです。

スリランカとバングラデシュに関しては、私が知る限り日本においてこれらの国に投資する投資信託はないです。(仮にあったとしても殆ど投資していないに等しい割合でしか投資されていないようなファンドだと思います。)

そういう意味でも今回の投資信託はスリランカ、バングラデシュ、モンゴルの株式へ本格的に投資する日本で初めての投資信託と言えます。

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これまでこれらの国の企業へ投資する場合は、現地の証券会社及び銀行に口座を開設する必要がありました。

実際私も2009年にスリランカで26年にも及ぶ内戦が終了したのを機に現地の証券口座と銀行口座を開設し、いくつかのスリランカ企業へと投資を行って来ましたし、モンゴルに関しては過去何度か株価が大きく上昇したことや資源が豊富という印象があるということ、そして何よりモンゴル最大手のBD証券が日本語に対応したサービスをしていることもあり多くの日本人投資家が口座開設を行っています。

さて、今回投資対象の内スリランカ、モンゴルはここ数年で株価が数倍になっていて、世界の主要国とは異なった動きをしています。

今回の投資信託は株価がかなり上昇した後に登場することになりますが、過去多くの新興国投資ファンドがそうであったように相場がイイ時にこのようなファンドは組成されるものです。

特に2006年~2007年にかけてベトナム株が大きく上昇し、日本でもブームとなった時に相次いでベトナム株のファンドが設定され、その後バブルが弾け強烈なドン安円高のダブルパンチで悲惨な結果になっていることは歴史的にも知っておく必要があります。

新興国投資に関しては、日本人が参入してきたらその市場は一旦終わりと言われているのをご存知でしょうか?

今回のファンドもそのようなことにならなければいいのですが、果たしてどうなるか!?

この新たなフロンティア市場へ投資するファンド・投資信託が今後どれほどの資金を集め、どのような運用結果となるのか、興味深く見ていきたいと思います。

[各図は「ハーベスト アジア フロンティア株式ファンド」の目論見書より出典]

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