新興国投資ニュース カンボジア・ラオス株の投資信託が理由不明の新規購入停止

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ベトナム・ラオス・カンボジア株式投資ファンド02

ベトナム・カンボジア・ラオスの株式市場に投資する投資信託「ベトナム・カンボジア・ラオス3国成長株ファンド(愛称 : メコンのめぐみ)」が7月19日をもって新規購入が停止された。

岩井コスモ証券によるプレスリリース

このファンドは現状ちゃんとした金融機関(岩井コスモ証券)が販売するカンボジア、ラオスに投資する唯一のファンドでした。

メコンのめぐみはファンド・オブ・ファンズ形式で運用されているファンドで実際の運用はベトナムのロータス投資運用株式会社によって行われています。

ベトナム・カンボジア・ラオス3国成長株ファンドという名所のファンドではあるが実態は・・

最新の有価証券報告書を見ると、投資資金の86%はベトナム株に投資されており殆どベトナム株ファンドの状態になっていたようです

ラオス株には3%ちょっとだけ投資されており、カンボジア株にいたってはまったく投資されていない状態でした

残りの10%は現金・預金などです。

ファンドの成績はここ1年間では+51.6%と上々の結果を収めています。

さて、今回新規購入停止にいたった理由について岩井コスモ証券は何も説明をしていない状態です。

ファンド購入者にはもしかしたら説明がなされているのかもしれませんが、情報公開がされていないのはよろしくありません。

また、実際のファンド運用を行うベトナムのロータス投資運用株式会社の株主である流通科学大学・商学部の教授である上田義朗氏のブログ上では「岩井コスモ証券「メコンの恵み」募集終了」というタイトルで今回の新規購入停止について触れられていますが、ここでも理由は明らかにされていません。

ブログの文章からはご本人としては理由を言いたいのでしょうが、契約関連の理由で現状いえないのではないかと推測しています。

ということで、理由がわからないのは気になるのでネットで調べてみたところ、日本側運用サイドのプラザアセットマネジメントにて気になる情報があったので下に引用しておきます。

引用部分をざっくり要約するとファンドの資産のうち10%を占める現金、預金のうち預金部分についてベトナムでトラブルが発生している模様で、預金が全額ファンドに戻ってくるかどうか怪しい状態になっているということ。

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これが関係して新規購入の停止を行ったのではないでしょうか。

兎にも角にもファンドの販売を行なっている岩井コスモ証券はHP上で然るべく理由を説明すべきです。

引用部分↓

ロータス・ファンドの運用者は、「ベトナム・カンボジア・ラオス3国成長株ファンド」がゴールデン・ブリッジ・ベトナム・セキュリティーズ・ジョイント・ストック・カンパニー(以下「GBS社」)に預け入れている預金について、全額引当処理(損失として計上)を行うことを決定した。

同ファンドでは、2012年3月から9月にかけて、債券購入名目でGBS社に資金の預け入れを行ってきた。

ベトナムの規制では、外国籍のファンドが銀行の定期預金に資金を預けることは認められていません。

そのような状況下、ファンドの資産保管銀行が提供する預金金利は非常に低いレートであったことから、ロータス・ファンドの運用者は、より良い条件でファンド内の現金を預けることが出来る先を探していました。

そして、様々な候補先を検討した結果、2012年3月に現金の預け入れ先としてGBS社を選びました。

同社を選んだ理由は、金利が高かったこと、また、財務体質が健全であると判断されたためです。

GBS社の2011年12月末および2012年6月末時点の監査済み財務諸表では、内部留保が常にプラスであり、4,000億ベトナムドンを超える売掛金が示されていました。

従って、ロータス・ファンドの運用者は、GBS社は最終的にこの売掛金の半分でも回収することができれば、ファンドが預け入れている預金は安全であると判断しました。

なお、これらの財務諸表は、4大監査法人の1つであるデロイトによる監査を受けています。

さらに、ロータス・ファンドの運用者は、GBS社の経営陣から、同社の親会社である韓国の企業が、必要に応じて金融支援を行うという意向を伝えられていました。

しかしながら、ロータス・ファンドの運用者は、ここにきてGBS社に対する懸念を強くしたため、同社に対して全ての預金を早急にファンドへ返還するよう要求しました。

しかし、その要求は応えられないことが明らかとなりました。現在、GBS社の親会社は、韓国の金融監督院(The Financial Supervisory Service ) から融資に関する承認を得ようとしています。

その承認があればGBS社に送金を行うことができますが、現時点において承認は下されておりません。ロータス・ファンドでは、状況の再調査、並びにファンドの監査法人、弁護士とも相談した結果、ファンドの純資産額を算出するにあたり、これらの預金の全額引当処理をすることが適切であると判断しました。

ロータス・ファンドでは、引き続きGBS社に資金を返還するよう要求していきます。

GBS社から資金が回収出来た際には、実際の受取り日に収益として計上する方針です。

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