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新興国投資の父 マーク・モビアス氏の講演会を聞いてのレポート

2013/11/17

六本木アカデミーヒルズで開催されたマーク・モビアス博士の講演会に行ってきました。(主催:イニシア・スター証券

講演は当初1時間予定されていたのですが、なぜか30分で終了してしまいましたがその中で話されていたことを箇条書きにしたいと思います。

  1. 多くの変動はあるが、商品価格は長期的に見て上昇傾向にある。
  2. 人口も一人あたりGDPもエネルギー資源の需要も、新興国の伸びが先進国を上回る。
  3. 世界で電力にアクセスできない人口は16億人。電気の消費量も、ガスの消費量も伸びてきている。もちろん石油資源の消費も伸びてきている。
  4. 小麦・大豆などの農作物、銅・プラチナなどの鉱物の需要も上昇傾向であり、プラチナ、パラジウムは自動車の排気ガス浄化の触媒に利用される。
  5. 資源へ投資する上で先物でなくてもアクセスでき、それが資源株。ロシアの石油企業ルクオイル株価と原油価格の相関は非常に近似している。
  6. ブラジルの資源メジャーとして有名なペトロブラスは海底の原油採掘はお金がかかるが十分に利益が出ている。
  7. ヴァーレ株価と鉄鋼価格の相関が強い。
  8. 中国アルミの株価がアルミニウム価格と相関が強い。

最後に新興国市場への投資をおススメしますということで講演は終了。とにかく資料が次から次へと進んでいたのでメモするのが大変。もっと話が聞きたかったー

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最初の講演が予定より早く終わったためか当初予定していたパネルディスカッションの前にマーク・モビアスとの質疑応答時間が設けられました。

その質疑応答ですが、会場からとウェブ視聴者からの質問に答えてくれたのですが、会場からの質問はみんな英語。さすがにモビアスの講演だけあって、普段の講演とは異なる層が聞きにきていると感じました。

さてマーク・モビアスへのQ&Aです。

Q:中国経済についてどう思うか。

A:

  • 中国経済は、電気の消費量だけを見てもその成長が十分に理解できる。
  • 中国の国内の成長が徐々に拡大を始めた。これまでは輸出であったが今後は内需。
  • 中国の成長率だが、これからは10%弱をキープするのは難しく、6~8%ぐらいに落ち着くのでは。

Q:中東ドバイについてどう思うか

A:最近ドバイに行ったが、ドバイの不動産はかなり割安である。

ドバイショック後、マーク・モビアスはドバイ大手不動産デベロッパのエマール・プロパティーズについて割安で投資を検討しているというコメントを発しています。

Q:メコン川流域のラオス、カンボジア、ベトナムについてどう思うか。

A:

  • ラオスやカンボジアはまだそれほど良くない。
  • ベトナムは、フランクリンテンプルトンのファンドの中ではナイジェリアに次いで大きな投資額となっている。
  • メコン流域ではベトナムが投資先としてベストな選択ではないかと思う。

Q:ブラジル経済についてどう思うか。

A:

  • ブラジルは良かった。過去形です。すでに割安ではない。これ以上あがらないということではないがまだ上昇の余地はあるが今までのような上昇のペースはないと思う。
  • ブラジルという国は、カーニバルのように後のことを考えない国民性がある(会場から笑いが)過去に4度のインフレがあったのを思い出さなければならない。

Q:投資する上での哲学は何か。

A:

  • 独立性、自ら考えることを重視。
  • 他人の意見にあまり左右されない。
  • 短期よりも長期的な判断。
  • 価格が裏打ちされていること。

Q:中東の国々、石油がでる国はどうか。

A:

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  • 石油産出国ではない国がありドバイは石油がでない。隣のアブダビが石油産出国、ドバイとアブダビはUAEというグループ。
  • ロシアも主要な産出国。
  • ブラジルも非常に大きな 埋蔵量を持っている。
  • イラクも大きな埋蔵量を持っている。
  • 世界で大きく見ていく必要があり、サハラ以南にはまだまだ未発見の鉱物がある。

質疑応答に関しては通訳の問題もあったのか質問に答えていないのが多く見受けられましたのが残念。

質疑応答の回答を鵜呑みにするのではなく、マーク氏がいったように他人の意見に左右されず、自ら考える必要があると思います。

一年中世界のエマージング、フロンティア市場を飛び回ってるマーク・モビアス。彼が次に狙っているマーケットはどこなのかは興味があるところです。

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