BYD 東江環保 万科企業など中国株・ベトナム株セミナーレポート

スポンサーリンク

11月21日横浜で開催されたグローバルリンクアドバイザーズ社の中国株・ベトナム株セミナーに行ってきました。

今回のセミナー講師は、中国株やベトナム株のアナリストとして有名な戸松信博氏。

セミナーの参加者は大体60名くらいで、東京で開催される時に比べると半分くらいの人数でしょうか。

中国企業訪問セミナーレポートめも

世界的な株価の見通しとして、今後米国株はドル安の恩恵を受けて上昇していくだろうとのこと。

背景としては、アメリカの世界的な企業はグローバルに展開しているため、現在のドル安が業績で良い意味でポジティブインパクトを与えるため。

このドル安は政府も容認するのではないか?ドル安が容認されるということは金価格が上昇しやすいということを表すので最高値を更新している金価格は今後も上昇傾向が続くのかもしれない。

過去の状況からすると低金利の後にバブルが来る。

現在の低金利によって流動性が過剰となり、溢れたお金が株や商品に流れることになり、バブルが形成されていく。

ここからは今回戸松氏が訪問した中国企業についてのレポート。

今回訪問した企業は深センの企業8社。

ウォーレン・バフェットが投資する中国企業 BYD

2008年にバフェットが投資した電気自動車関連企業として有名。

深センで1,2を争う規模を誇る。

買収した自動車メーカがそれまで生産していた車種を全部廃止し、BYDが新たに開発にかかわった車種を現在販売している(F3など3車種)。車体の80%を自社部品でカバーしており内製率は高い。

深セン市は2015年までに市内のバスをハイブリッド化する計画があり、BYDはバス会社を買収している。

BYDの売上構成比率は自動車が50%、携帯電話製造が30%、バッテリー関連が20%となっている。

今後3年間は売上が毎年40%ずつ伸びると見込まれていて、その後は30%ぐらいの伸びを期待しているとBYDのIR担当者は述べているとのこと。

上記成長性に関しては自動車部門の売り上げに依存しているとのこと、携帯・バッテリー部門は伸び悩む。

現在株価はPERで120倍程度まで買われているが、これは2013年ぐらいまでの成長を織り込んでいると考えた方が良い。

今後中国株でミニバブルのようなことがあればさらに買われるかもしれませんが、現状直ぐに投資するような株価ではなさそうです。

ただ、自動車の部品の80%を自社でカバーするなど内製率が高いことが事実であれば、他社との差別化につながるので、株価は別として成長する企業となりそうです。

BYDの株価チャートは↓のような感じ。(出典:AASTOCKS.com)

BYD 株価チャート

中国株個別銘柄 茂業国際

深センでNo1の百貨店。

22店舗展開していて毎年3~4店舗のペースで拡大。

深センの人口構成は女性が70%で女性物が売れるとのこと。

中国株個別銘柄 広州鉄路

広州の鉄道を独占している。

元々国営企業だったこともあり、会社の体質は国営企業で積極的に業績を拡大させたり、宣伝するような動きはない。

鉄道運賃の決定権は国が持っている。

会社自体の成長率も中国のGDP成長率よりも低い(だいたい5%成長とのこと)と会社のIR担当者が言ってしまうほどの国営企業体質。

現状の配当利回りでは魅力はあまりない。

中国株個別銘柄 金蝶国際

会計ソフトなどERP(Enterprise Resource Planning)ソリューションを提供する企業。

中小企業に強い。

ERPは先進国の企業では当たり前のように導入されているが、中国では中小企業での導入はこれから。

スポンサーリンク

中国でERPを導入している企業の割合は約18%。

ERPの市場は毎年15%ずつ成長している。

金蝶国際自体はERPメーカーのシェアーで第2位(7%)。今後売上は毎年20%、利益では20~30%程度の成長が見込まれる。

中国株個別銘柄 東江環保

売上の50%を工場などから排水からをろ過して抽出される銅から計上しているため、銅価格に大きく影響を受ける。

残りの事業について↓

売上の20%は廃棄物の埋め立てなど廃棄物処理。

売上の10%は環境保護システム⇒環境保護に関するコンサルティング

残る売上の20%を政府から依頼されている生活ゴミの処理が占める。

市のバックアップを受ける企業で3HK$以下の株価なら買ってもいいのではと戸松氏はコメント。

中国株個別銘柄 万科企業

今後10年くらいは毎年安定的に20%成長が見込まれる。

中国株個別銘柄 招商局地産

同社が営業している広東省の少し外れたベッドタウンでは既に不動産がバブッてた2007年の価格を上回っている。

続いてベトナム株セミナーについて

ベトナム経済で一番注視しなければならないのはインフレ率。

インフレ率が高くなると通貨安を招く。インフレは貿易赤字が続くとなりやすいので注視する必要がある。

国、民間ともに固定資本投資が右肩上がりの状態でこれはポジティブな面。

最近のベトナム株式市場の下落については、2010年1月から導入されるキャピタル・ゲイン課税によって年内に利益を確定しようとする動きがあるため。

ベトナム株個別銘柄 ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)

2013年からゴム農園の収益がこれまでの売上・利益に上乗せされてくる。

ゴムの成長・育成には5年以上かかるので2013年以降にならないと業績には反映されないが、ゴム企業としてはベトナムNo1になる見込み。

株価の推移は↓のような感じ(出典:VNダイレクト証券)で株価は最近の無償増資による調整を反映しています。

ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG) 株価チャート 2009.11.20

ベトナム株個別銘柄 FPT

ベトナムを代表するIT企業。

三菱商事?と連携して日本市場にも参入。

日本のソフト会社からのアウトソーシングも多い。

今後1,2年は10%成長だが、その後はさらなる成長が見込まれる。(FPT社のコメント)

最近は不動産も手掛ける。

ベトナム株個別銘柄 ペトロベトナム・ドリリング(PVD)

海洋油田を採掘するためのリグを製造・リースする企業。

年末にはリグが3基体制になる。

但し、通常なら既に来年以降のリース契約が決まっているこの時期に来年以降のリース契約が決まっていないのはネガティブな情報。来年の業績に影響があるりそうだ。

リース価格も一日辺り2000万円から1500万円辺りまで下落している。

但し、最近の原油価格上昇によって契約問題やリース価格は改善されるのではないかと個人的には思っています。

注目小型株としてビナサン、イメックスファームを挙げていました。

イメックスファームは大手製薬会社で72%を自社で開発している。これは新興国の製薬会社としては珍しいことです。

現在新工場を建設中で9ヶ月後に完成。稼働すれば生産能力は現状比で30%アップ。

その他銘柄について

サコムバンク株が下がっている理由、本ブログでも紹介したサコムバンク証券(SBS)のIPO(競売)が中止になり個別発行になったことが影響している。但しサコムバンクは本業の貸出で64%の利益を稼いでいるので銀行の中でも評価できる企業に変わりはない。

以上、セミナーレポートでした。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ
スポンサーリンク